カジュアルな着こなしを得意とし、「モデル体型」とも呼ばれる骨格ナチュラルタイプ。
私自身も骨格ナチュラルですが、特徴や似合うコーデを調べてもあまり見つからず、悩まされることがしばしばあります。
骨格ナチュラルは、色気がない、貧相に見える、という点がありますが、モデル体型で羨ましいという声もあるので個人の好みによります。
また、骨格ナチュラルが日本人に少ないと言われている理由は、数が少ないのではなく、「骨格ナチュラルで服に悩む人が少ない」ということです。
そこで今回は、さらに詳しく骨格ナチュラルが他の骨格タイプに比べて少ない理由に加え、詳しい特徴や似合う服、似合わない服の例や、骨格ナチュラルのイメージについても解説しますので、ぜひ参考にしてくださいね♪
骨格ナチュラルが日本人に少ない理由。少ないのはなぜか解説!
ファッション情報をチェックしている骨格ナチュラルさんが抱きやすい悩み。
それは「骨格ナチュラル向けの情報が少ない」ということです。
SNSでコーデ例やおしゃれのコツを発信している方を探しても、骨格ナチュラルの人はなかなか見受けられません。
私も参考にしたいコーデがなかなか見つからず、「日本人で骨格ナチュラルって少ないのかな?」と悩んでいます。
骨格ナチュラルが少ない、情報が他の骨格タイプよりも見当たらないのには、以下のような理由がありました。
骨格ナチュラルは悩む人が少なく、骨格診断を受けない
骨格ナチュラルは本当に数が少ないのではなく、「骨格ナチュラルで服に悩む人が少ない」ということです。
決して、「骨格ナチュラルなのにおしゃれで悩むなんておかしい」という意味ではありません。
最近のファッションのトレンドは
- オーバーサイズやメンズライク、ユニセックスなどシルエットが大きなもの
- レイヤード、リネンライクなどのラフなスタイル
などが挙げられます。
これらのトレンドアイテムは、カジュアルなスタイリングがよく似合う骨格ナチュラルさんにピッタリなのです。
似合う服の選択肢が多ければ、「何を着れば良いのか分からない」と悩む人も少なくなります。
悩むことが無いならば、自分に似合う服が見つけやすくなる骨格診断も受ける必要は無くなってきますよね。
こういった経緯で、骨格ナチュラルの人は骨格診断を受ける機会が少なく、結果「骨格ナチュラルは少ない」と認識されやすいと考えられます。
悩む人が少ないということは、情報を探す人も少ないということですから、骨格ナチュラルさん向けの情報発信が少ないのも頷けます。
骨格 ナチュラルは最悪で色気がない&ガリガリ&ごついで嫌?それとも羨ましいのか解説
一部では、自分が骨格ナチュラルであることをネガティブに感じる人もいます。
SNS上での意見を、私の言葉でまとめると以下のような声がありました。
- 骨格ナチュラルは貧相でガリガリに見えるから嫌だ
- フレームっぽくてごつごつしていてごつい&色気が無い
骨格ナチュラルは骨が目立つ体型ですので、「色気が無く貧相に見える」という点が懸念されているようです。
痩せても「スリムでセクシー」ではなく「ガリガリで頼りない」と見えてしまうことに悩む人が多数。
上半身が華奢な骨格ウェーブや、スタイルが良く見える骨格ストレートと比べると、確かにそのように感じることもあるかもしれませんね。
しかし、骨格ナチュラルは「モデル体型」とも呼ばれており、服選びに悩む女性からとても羨ましがられている骨格タイプなのです。
一般に「セクシーで女性らしい=肌見せや露出」と思われがちですが、骨格ナチュラルは肌を隠しても色気のあるコーデに仕上げることができます。
関節が大きく体のラインが分かりやすいため、服に”着られている感”が無く、こなれた大人の雰囲気を演出できるからです。
SNSでも、まとめると以下のような声が見られました。
- 骨格ナチュラルの手首とか鎖骨はキレイ、色気があって憧れる
- 身体を隠しても色気が出るのが羨ましい
- ナチュラルはメンズライクなコーデでも女性らしさがあって素敵
トレンドのカジュアルアイテムを取り入れても着ぶくれせず、おしゃれな着こなしに見せられるのが骨格ナチュラルの強み。
細い手首や首元をチラ見せさせることで、華奢でスラっとしたイメージをより印象付けられます。
ラフで野暮ったくなりがちなカジュアルファッションを、スマートに着こなせる特徴は、他の骨格タイプにとって羨ましいポイントです。
骨格ナチュラルの強みは?
骨格ナチュラルの強みは以下になります。
・着ぶくれ感なくオシャレにきこなせる
・スタイリッシュに着こなせる
・ワイドなシルエットのパンツもスタイリッシュに着こなせる
骨格ナチュラルに似合わない服を紹介します。
骨感が強い骨格ナチュラルさんは、肌に密着するようなタイトなシルエットや丈感を苦手とします。
以下、具体的なアイテムを挙げてご紹介します!
ショート丈、クロップド丈のトップス
腰やお腹のあたりまでの、短い丈感のトップスがトレンドですが、残念ながら骨格ナチュラルさんにとっては少し難しいアイテムです。
コーデの重心が上に来るので、肩の骨感やフレーム感が強調され大きく見えてしまうことがあります。
ニットやカットソーを選ぶときは、腰よりも長い丈感のものを探すことをおすすめします。
ノースリーブ、フレンチスリーブ
肩幅が広い傾向にある骨格ナチュラルさんは、ノースリーブやタンクトップなどを着るとがっしり感が強調されてしまいます。
二の腕が出るくらいの短めの半袖やフレンチスリーブも、肩の形が大きく見えがちなので避けたほうが無難です。
ノースリーブを楽しみたい人は、キャミソールのような細いストラップのものではなく、肩を広く覆うような太いストラップのものを選びましょう。
肩のラインをなるべく出さないことで、骨っぽさをカバーすることができます。
スキニーパンツ
スキニーパンツはピタッとしたシルエットで脚のラインを拾いやすいため、骨のフレーム感や膝の大きさが強調されがちです。
シルエットにデコボコ感が出てしまい、クールに仕上げるつもりがかえって貧相な印象を与えてしまうことも。
コーデに取り入れたい場合は、ボリューム感のあるトップスやチュニックと合わせて、目線を脚以外のポイントにもっていくようにしましょう。
大き目な靴やバッグ、アクセサリーを付けるのもおすすめです!
ショートパンツ、ミニスカート
ひざの皿の大きさが気になる骨格ナチュラルさんにとっては、ひざ上丈のボトムスも苦手なアイテムになります。
ショートパンツやミニスカートを履くと、脚のメリハリ感が強調され、脚が太く見えてしまいがちです。
冬であればロングブーツを履くことで、脚のフレーム感をカバーすることができますよ。
骨格ナチュラルに似合う服を紹介します。
骨格ナチュラルに似合う服のポイントは、服が肌に密着しないこと、肌と服の間にスキマがあることです。
ルーズなシルエットでも着ぶくれせず、スタイリッシュに決まることが骨格ナチュラルの強みです。
以下、具体的に解説します!
オーバーサイズ、チュニュック丈のトップス
骨格ナチュラルタイプは、ゆったりとしたサイズ感を選ぶのが最良です。
オーバーサイズ、お尻が隠れるくらいの長い丈感のトップスがよく似合います。
カットソーやTシャツを選ぶときには、普段着ているものよりワンサイズ上のものを選ぶと成功しやすいですよ。
ゆるっとしたシルエットでも、だらしないイメージになりにくいメリットを活かしましょう♪
ドルマンスリーブ、ボリュームスリーブ
重心がストンと落ちるようなシルエットのドルマンスリーブや、肩のシルエットを拾いにくいボリュームスリーブはナチュラルさんにぴったりです。
袖を捲って手首を出すと、上品でセクシーな印象も引き出せます。
肩幅がグッと広めに作られているドロップショルダーや、ベルスリーブも体型をカバーし華奢見せが可能です。
私も愛用している服のほとんどが、ボリュームスリーブやドロップショルダーのトップスです(笑)
ストレートパンツ・ワイドパンツ
着ぶくれしてしまいがちなワイドシルエットのボトムスも、オシャレに着こなせるのが骨格ナチュラルの強みです。
ひざ下丈のガウチョパンツや、フルレングスのワイドパンツなど、重厚感のあるものを選んでも失敗しにくいです。
デニムワイドやスカーチョなどのトレンドアイテムも、手軽に楽しむことができます。
先ほどご紹介した、ニガテなショート丈のトップスも、ワイドシルエットのボトムスと組み合わせれば、骨格ナチュラルでもバランス良く仕上がりますよ。
ボリュームのあるボトムスは、骨格ナチュラルのマストアイテムと言えます。
自然感のある素材
骨格ナチュラルはその名前の通り、ナチュラルでラフな雰囲気の素材が得意です。
- コットン、綿素材
- 麻
- ウール
- コーデュロイ
- デニム
これらのような、自然に近い素材、天然素材が全体のイメージによく馴染みます。
ジーンズが最も似合うタイプとも言われているので、ぜひ好みの素材を見つけてみてくださいね。
骨格ナチュラルの特徴を女性の手、足、その他で紹介します。
骨格タイプを知るには手足をはじめ、体の様々な部位の特徴を知る必要があります。
もちろん、すべて当てはまる人が必ず骨格ナチュラル、当てはまらない人は他のタイプという訳ではありません。
以下のような特徴に多く当てはまる場合は、骨格ナチュラルの可能性があるということで、あくまで参考程度にして頂ければと思います。
骨格ナチュラルの手の特徴
- 手首の骨が目立つ
- 手首や手の甲が骨ばっている
- 指の関節が目立つ
- 身長に対して手が大きい
骨格ナチュラルの方の手首はスラっとしており、ブレスレットや腕時計がよく似合うと言われています。
指が長かったり、手のサイズが大きいことも特徴です。
身長が同じくらいの人と手の大きさを比べたときに、より大きい人は骨格ナチュラルの可能性があります。
骨格ナチュラルの足の特徴
- ひざの皿が大きい
- 足首の形が楕円
- 足首や足の甲が骨ばっている
- 身長に対して足が大きい
骨格ナチュラルの人がタイトめのボトムスを着ると、膝の部分が目立つ傾向にあります。
また、足首を指で掴んでみたときに、形が円柱ではなく楕円っぽい形をしているのも特徴です。
身長に対して靴のサイズが大きかったり、足の甲が筋っぽいことも特徴として挙げられます。
骨格ナチュラルのその他の特徴
- 体のバランスが全体的に「四角」「フレーム」っぽい
- 「脂肪が多い」「筋肉質」という目立ったイメージが無い
- タイトな服を着ると身体が大きく見える
「スリムに見えにくい」「せっかくダイエットしたのに華奢見えしない」なども、骨格ナチュラルさんにはよくあるお悩みです。
肩の骨がなんとなく角ばっている、鎖骨が目立つといった分かりやすい特徴もあります。
骨格ナチュラルである私自身、肩が角張っているので身長は低いのに大きく見えることに長年悩まされています。
もちろん、骨格ナチュラルでもなで肩だったり、足が小さかったりする人もいます。
体型は人それぞれ異なりますし、複数の骨格タイプの特徴を併せ持つ人もたくさんいるので、正確に知りたい人はプロの骨格診断を受けてみることをおすすめします。
まとめ
以上、骨格ナチュラルの特徴や少ない理由、似合いやすい服などを解説しました!
- 骨格ナチュラルは、骨が目立つ手足や鎖骨が特徴的
- 骨格ナチュラルは似合う服が多いため、骨格診断を受ける人が少なく、全体的に情報が少ない傾向にある
- タイトシルエットやノースリーブ、短い丈感のトップスなどは似合いにくい傾向にある
- ルーズなシルエットやドロップショルダー、ラフで自然感のある素材が似合いやすい
- 骨感が強く貧相に見えがちだが、カジュアルコーデを上品に着こなせる羨ましい骨格タイプ
骨格ナチュラルである私も、似合う服のタイプを知ってからおしゃれを楽しめるようになりました。
最初は「ガタイが大きく見える…」と落ち込んでいましたが、コーデの組み方でキレイなシルエットに仕上げることができると嬉しくなります。
みなさんもぜひ、自分をよりステキに見せるコーデを探してみてくださいね。